ロボペンギン漂流記🐧

日本にはびこるあらゆる問題について綴ります。

戦争がもたらす問題。第一次世界大戦が教えてくれること。

f:id:robopenguin:20181125114710j:plain

フランスの戦場跡、Zone Rougeのフェンス。「死亡の危険あり」と書かれている。

みなさまこんにちは。ロボペンギンです。

今回は「戦争がもたらすあらゆる問題」についてお話します。

2018年11月11日。あの第一次世界大戦終結してから丸々100年が経ちました。つい最近ですね。第二次世界大戦もそれなりにひどい戦争でしたが、この大戦がもたらしたあらゆる問題は数え切れません。

そんな凄惨な第一次世界大戦。今回は兵器開発・植民地兵・動物虐待・環境破壊。この4つの視点から見て語っていきます。

 

第一次世界大戦で登場した新兵器・新技術

この大戦では、ライフル、機関銃、拳銃だけでなく、様々な大量破壊兵器化学兵器が初めて実戦投入されました。

毒ガス、火炎放射器、戦車、装甲列車、航空機や飛行船、対空砲が初登場したのは第一次世界大戦です。

f:id:robopenguin:20181125114857j:plain

太平洋戦争で米海兵隊が使用した火炎放射器は、この頃すでにドイツ帝国軍が使用していた。

f:id:robopenguin:20181125114923j:plain

記念撮影をするイギリス戦車隊の将兵

f:id:robopenguin:20181125114947j:plain

満州で撮影されたポーランド装甲列車「シミャウィ」と日本軍将兵

②見たこともない祖国のために死んでいった植民地兵たち

この大戦では、ヨーロッパの列強が中心になって戦争に加担しました。

中央同盟国にはドイツ帝国オーストリア=ハンガリー帝国オスマン帝国などが。

対する連合国にはフランス共和国、イギリス帝国、ロシア帝国イタリア王国アメリカ合衆国、そして大日本帝国などが参戦しました。

この頃はほとんどの国家が帝国主義でした。帝国主義の国々は多くの植民地を保有していました。イギリスはインドやオーストラリアを、ドイツはアフリカのカメルーンなどを統治していました。

参戦国は、不足していた兵力を補充するために、植民地の住民にも戦闘服を着させ、ライフルを持たせました。その多くは有色人種と呼ばれる人々でした。アメリカでも奴隷の末裔であるアフリカ系の移民を徴兵し、黒人部隊を組織しました。

彼らの多くは、見たこともない祖国のために、戦場で命を落としたのです。戦争さえなければ、彼らは友達になれたかもしれません。

f:id:robopenguin:20181125121751j:plain

イギリス帝国インド領から徴兵された、ターバンを巻いたインド兵たち。

f:id:robopenguin:20181125121805j:plain

アメリカ合衆国陸軍に徴兵された、黒人部隊の兵士たち。

③戦争に連れていかれた動物たち

戦争で犠牲になったのは、人間だけではありませんでした。

イヌは軍用犬として、ネコはネズミ捕り係として。

ウマやロバ、ラクダは食料・武器弾薬を運ぶ乗り物として。

そして平和の象徴であるハトも、砲撃座標を伝えるための伝書鳩として利用されました。

戦争とは、あらゆる命すべてを消耗品にする、愚かな行為なのです。

 

f:id:robopenguin:20181125123046j:plain

ガスマスクをかぶらされ、兵士の傍に待機するドイツ帝国軍の軍用犬。

f:id:robopenguin:20181125123203j:plain

戦場へ向かう船に引き上げられる馬。

④100年たった今でも残る不発弾

最後に、フランスの大地に今なお残っている環境問題をお話します。

フランスの国土はヴェルダンの闘い、ソンムの闘い、ニヴェル攻勢など西部戦線の主な激戦地となりました。

主な戦場はフランスのあらゆる農村でした。農家が砲弾の大雨で瓦礫になり、田んぼや畑はボコボコになりました。

そんな第一次世界大戦の戦場跡であるゾーン・ルージュ(Zone Rouge)は、100年経過した今もなお無数の不発弾が地中に埋まっているため、長いフェンスに囲まれています。不発弾を処理する作業員以外は立ち入ることができません。

毒ガスや不発弾の鉛が漏れ出て土壌が汚染されている所もあります。一度汚染された土地では二度と作物は育ちませんし、畑として使えません。

環境にやさしいエコな兵器など、100年たった今でさえ存在しないのです。

f:id:robopenguin:20181125125944j:plain

兵士の骸骨と水筒らしき金属容器。左側にはルイス機関銃の弾倉が転がっている。

f:id:robopenguin:20181125125953j:plain

約100年間野ざらしで放置されてきた砲弾の山。

f:id:robopenguin:20181125125956j:plain

Zone Rougeから出土したライフル銃の山。当時の銃火器本体には木材が使われていたが木材は朽ち、金属部分のみ残っている。

f:id:robopenguin:20181125130004j:plain

同じく出土した、酸化したライフルの弾薬。これが地中に大量に埋まっているため、作業員は危険だ。

 

いかがでしたでしょうか。

戦争は国家ぐるみの殺戮行為です。いいことなんて1つもありません。

今、日本は戦争への道を突き進んでいます。ワシはこれからも、平和主義を壊す憲法改正に反対し続けます。

ご清聴ありがとうございました。

 

2018年11月25日

ロボペンギン